非ホジキンリンパ腫、末期がんの闘病生活に思うこと
2022年04月05日
2021/5月に病院より予後1週間と宣告された若年女性患者さんと時を共有しました。
当初、痛い苦しいを訴えられ、お薬の調整をしました。
御自宅にての療養に安心感もおありだったのか、その後驚異的な生命力を取り戻し、夏には骨盤への骨転移を来していながらワンちゃんのお散歩もできるまでに回復し、疼痛もごく少量の麻薬にての管理で済んでいました。結局、秋までは経口で自分自身で夜食などをいただくくらいまでADLの回復を果たしておりましたが、徐々に機能低下を来し11月ご逝去されました。しかしながら、治療方針をご本人主体で組んでいたため、状態把握はクリアーそのもので最後まで共にあゆむことができたことに関して恐らく、本人様は納得していらしたと思います。
患者さんは、医療人でなくとも確固たる確立された御霊(みたま)。
しっかり、御自身の御身の事を客観的データに基づきインフォメーションし、府に落とすことが出来た暁には、それなりの結果がついてくるものなのだと実感しました。
これからも緩和医療の歩みを強くゆっくり、粛々と進めていく気持ちの礎となりました。